2025/07/16 13:37


後鳥羽上皇へ和歌の奉納

7月吉日、BASEにて送っていただいた和歌を奉納する儀式が執り行われました。



奉納された作品を冊子にまとめ、神前にお納めします。

隠岐神社がお祀りしている祭神・後鳥羽上皇は詩歌をこよなく愛していました。
都から隠岐に移られてもなお和歌を詠み続け、その数は実に800~900首にもなると言われています。

そんな後鳥羽上皇に和歌をお届けできる奉納の儀。至上の喜びではないでしょうか。

皆さま。
無事、皆さまの作品を後鳥羽上皇に送り届けることができました。


茅の輪(ちのわ)くぐり

和歌を奉納された方のうち2名が「茅の輪くぐり」の代理を希望されたため、スタッフが代理でくぐってきました。




水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶというなり


この古歌を唱えながら、決まった作法によって茅の輪をくぐると、無病息災を祈願できるのだとか。

1000年も長生きさせてくれるなんて、太っ腹すぎます。



身代わり人形 人形(ひとがた)

茅の輪をくぐり、本殿へ向かいます。
賽銭箱横には「人形」と書かれた箱が置いてあります。
中を開けると、白い着物のような形に切られた紙が。

人形___ひとがたといい、自分の身代わりになってくれる、いわば形代です。
この形代に厄や心身の穢れを移し、災厄を逃れようという儀式を行います。


茅の輪くぐりの代理希望をされた二名のお名前を人形に書き、神社に奉納させていただきました。

2名の方のお名前を代筆しました。
お名前を書いた人形に息を吹きかけます。(今回はスタッフが代理で行っています)

最後に「人形」の箱の隣、「人形入れ」と書かれた箱に人形を移し入れますと儀式は完了です。


改めまして、夏越の祓に寄せて和歌をお詠みになり、奉納してくださった皆様、まことにありがとうございました。

隠岐も夏らしく、じりじりとした暑い天気が続いております。

熱中症対策をしっかりして、夏を乗り切りましょう!